サメ軟骨

サメは「がん」を発症しないという説とともに注目されたが、その後、サメにも腎臓がんなどが発見されました。
独立行政法人「国立健康・栄養研究所」の≪免疫・がん・炎症≫に関する評価
「≪効果がない≫ことが示唆されている」

『がん治療に対して、経口摂取で効果がないことが示唆されている(64)。乳がん、大腸がん、肺がん、前立腺がん、非ホジキン性リンパ腫、脳腫瘍を含む進行がんあるいは治療中のがんについて、サメナンコツは効果がなかった。しかし初期のがんに対して、または他の治療法との併用については報告がない』
『米国食品医薬品局(FDA)にオーファンドラッグとして認められている特定の鮫軟骨製剤があり、第二相臨床試験で経口摂取により進行した腎細胞がん患者に対する延命効果が示唆されたが、第三相臨床試験では手術不可能なステージ3の肺細胞がん患者の生存率は改善しなかったという報告がある』
『進行した乳がんと大腸がんの患者(男女計83人)を対象にしたサメ軟骨製品の無作為割付臨床試験では、延命効果も生活の質の向上も認められなかった